ツインのメリットデメリット

メルセデスのスマートの国産バージョンともいえるスズキ・ツインですが、大人気とはいえないものの安定した人気があります。この車が登場したさいに話題になったのが新車で49万円という破格のやすさです。この49万円のベースの場合、MTであることはもちろん、パワーウィンドーはなくパワステもないというスペックで、助手席にはエアバッグ、サンバイザーすらもないというスペックでした。
スクーター替わりに使うというのであれば問題ないかもしれませんが、一台の車としてみてしまうと若干の不安要素もあるといわれています。さらに注目したうのがラゲッジスペースですが、やはりこれも最小限になっており特にハイブリッドカー・バージョンはトランクスペースにバッテリーが置かれているので、かなりラゲッジスペースは狭くなってしまいます。助手席のシートバックを前に倒すとフラットなスペースができるものの、そうしていては助手席に人を乗せることができませんので、悩みどころでしょう。
国土交通省審査値はガソリン車のMTでリッターあたり26キロ、ATでも22、ハイブリットでは34キロになっており、その燃費の良さはメリットになっています。ハイブリッドはモーターがアシストしてくれるほかに、信号待ちなどでアイドリングがストップするようになっていますので、信号待ちが多い都会でも燃費は良いとされています。では気になる実際の走りはどうなっているのでしょうか。560キロというその軽さにもかかわらず44馬力の660ccのエンジンを積んでいますのでかなりのパワーがあります。早い交通の流れにも楽々乗れたり、高速走行でも問題ありません。中古車では改造して走行性能を向上させたものもあります。ちなみに走りでいえばコミューター4輪車のものが注目されているようです。また運転してみてビックリするのがその取り回しの良さかもしれません。ショピングセンターの駐車場などでもらくらく駐車することができますので、運転が苦手な方にはぜひともオススメです。
しかし小さい車につきものなのが衝突安全性でしょう。ツインは普通の軽自動車に劣るだけでなく、ハイブリットモデルのものはそれ以上に劣ってしまうといわれています。それで危険が増してしまう長距離ドライブなどは向いていないといえますが、近所の買い物やスクーター代わりに使うというのでしたら最適でしょう。中古車でもかなりの数がありますし、安くなっていますので参考にしてみてはいかがでしょうか。